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接着性ブリッジについて

2023年11月19日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック院長富永佳代子です。今回は接着性ブリッジについてお話します。何かの原因で歯を失った場合、従来の方法では、歯が無い部位の両隣の歯をぐるっと一周360度削って、それを支えにして被せ物を装着す方法を取っていました。しかし、近年、セメント材料の開発によって、歯の切削量を最小限にして装着する接着性ブリッジが可能となりました。

従来型のブリッジ

以前からあるブリッジ装着治療では、歯にないところの両隣の歯を360度全周削って被せる形で、処置していました。つまり、歯を削る量が大きく、健全な歯の場合、もったいないと考えられます。場合によっては、神経の処置(抜髄)をしてから、削る場合もあります。

現在の歯科治療の方針は、MI治療(Minimal Intervention) できるだけ歯を削らない・神経を取らない治療を行い、侵襲を最小限にとどめるように行うことが主流となってきています。そのため、薬剤の開発、歯科材料の開発が進み、セメント材料も進化してきて、他の方法で治療を進めることが可能となりました。

接着性ブリッジの利点は?

接着性ブリッジは、健康な歯を削る量が少ないため、自分の歯に優しい治療法と考えます。通常、保険診療では、強度の関係で金属(銀色)を使用します。ダミー部分の歯が前歯であれば、見える部分には、硬質レジンという硬いプラスチックを使用し、両隣の歯に色をある程度合わすことが、可能です。自費診療においては、ジルコニアなどの天然の歯の色に似た素材を使用して作製するので、見た目の美しさに優れています。

接着性ブリッジの欠点は?

特殊な接着剤を使用しますが、以下のような欠点もあります。

従来のブリッジよりも外れやすい。

過剰な力がかかることで、外れることがありますが、再装着も可能な場合もあります。外れた場合は、治療した歯科医院に連絡して、対応してもらいましょう。

費用がかかる

接着性ブリッジは、用いる材料や治療部位によっては、自費治療(保険外治療)になります。金属製の接着性ブリッジは、部位においては保険治療で可能ですが、審美性(見た目の美しさ)には劣ります。一方、ジルコニア製は、審美性に優れていますが、自費治療になるため、費用がかかります。

適用できる歯が限られる

ダミーの歯を支える隣の歯が、歯周病に罹患してグラグラしていたり、欠けていたりなど、状態が悪い場合は、治療の対象となりません。また、噛む力(咬合力)が強い、歯ぎしり食いしばりがある、かみ合わせが深い場合は、治療しても破損することがあるので、他の治療方法を考える必要があります。ご自身のお口の中にあった治療を受けるために、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか?

メインテナンス、定期検診について

ブリッジによる歯科治療だけではなく、歯周病、虫歯にかかっていないか、詰め物が外れていないか、被せ物が外れていないかなどを、定期的に歯科医院でチェックしてもらってますか?歯科治療というのは、再生治療ではなく、失った組織を別の材質で補填する治療です。日々、お口の中で噛む力との闘い、虫歯菌、歯周病菌との闘いであり、定期検診が必須となります。永久的に使えるのが理想的ですが、そうとは限りません。ご自身は気づかない問題も潜んでいることも考えられます。必ず定期的な検診を受けて、早期発見、早期治療を行ってください。

 

 

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