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歯の構造 Part1 歯冠と歯根

2021年11月8日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック 院長 富永佳代子です。今回から数回にわたって歯の構造についてお話します。

富永歯科クリニックで歯科治療の説明を行う場合、できる限りわかりやすく、説明をするように心がけています。例えば、お口の模型、歯の模型、詰め物や被せ物の実物をお見せしたり、解剖の絵をかいてみたりして、分かりやすく目で確認にしていただいて、お話をするように心がけています。しかし、「一体、歯のどこの部分を説明しているのだろう?」と疑問に思われることもあると思います。今回から、知識として知っていると役立つ歯の構造について、何回かに分けてお話します。

歯冠と歯根

お口をあーんと開けて鏡で見てみると、歯が見えますよね。は、胃、腸、肝臓などの内臓や骨と違い直接目で見ることのできる臓器なのです。しかし、実は目で見ているのは、歯の約半分だけです。残りの半分は、歯ぐきに覆われた顎の骨の中に埋まっています。この目で見える部分を「歯冠」骨の中に埋まっている部分を「歯根」と言います。

 

 

 

 

 

 

虫歯が進行して、神経を取って治療、歯冠の部分に金属やセラミックの被せ物をかぶせている歯は、歯冠の部分は人工物です。しかし、その歯冠を支えているのは、根管治療をして残した歯根部分なのです。

うまく説明が伝わらないと、歯冠部分に被せ物をした歯は、全て人工物と思ったり、神経を取った時に歯根もなくなったと勘違いされたりするので、治療についての理解が進まず、疑問や不安を残してしまうことになってしまいます。

歯冠部の構造

①エナメル質

歯冠をおおっているのが、エナメル質です。エナメル質は、爪や髪の毛の親戚で、体の中で一番硬く、カルシウムやリンなどの結晶(無機質)でできています。エナメル質には神経や血管は通っていないので、痛みを感じないのです。爪や髪の毛を切っても痛くないのと同じですね。

エナメル質は、歯の鎧のようなもので、神経や血管がある歯の内部がむき出しにならないように守っているのです。但し、爪や髪の毛と違う点があります。それは、自分を増やす細胞がないこと、つまり今ある形が完成形で再生能力がないのです。

エナメル質は、虫歯菌の出す酸に対して抵抗する力が強いのですが、歯磨きを怠り、プラークが付いたまま取り除かずにいると、ついに歯が溶けしまい、穴が開いてしまいます。エナメル質は、痛みを感じないので、初期の虫歯では気づかないのが難点です。初期う蝕では、歯の表面が白っぽく白濁し、この時点で虫歯になっているのですが、発見が早いと再石灰化(溶けだした結晶が歯に戻ること)できる可能性もあります。但し再石灰化には長時間かかります。

②象牙質

象牙質は、歯髄(神経や血管)から栄養をもらい、生きている組織です。結晶にコラーゲンが3割ほど加わった有機質の多い組織です。エナメル質より柔らかく、虫歯菌の出す酸やすっぱい飲食物、咬耗や摩耗に弱いのです。

鎧のエナメル質に穴が開いてしまうと、虫歯菌が中に侵入し象牙質で広がってしまうのです。そして、この段階で、痛みを感じるのです。つまり、虫歯は、歯周病と同様、痛みなく進行する病気なのです。「虫歯で痛い」という状態は、体に例えるなら、手術が必要な重篤な状態なのです。たかが、虫歯と侮ってはいけないのです。小さな穴の虫歯と思っていたら、内部で広がっていて、大きな修復になることが日常茶飯事なのです。

象牙質は骨の親戚で、エナメル質と違い自分を増やす細胞を持っています。刺激を受けると、自分を守るため、象牙質を厚くしようと歯の内部に向かって象牙質を厚く増やします。骨の場合は、骨折しても再度くっつくほど増殖しますが、象牙質の場合は、細い歯髄からもらう栄養分は少なく、何十年かかっても、歯髄のスペースが小さくなるだけの量しか増殖しません。

普段から、定期的に歯医者さんで歯を診てもらい、エナメル質に穴が開かないように予防しましょう。次回は、歯髄(神経や血管)についてお話します。

富永歯科クリニック   院長 富永佳代子

 

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