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睡眠時無呼吸症候群について いびきについて

2023年1月9日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者「富永歯科クリニック」副院長 赤野 弘明です。今回は睡眠時無呼吸症候群についてお話します。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中、呼吸が10秒以上止まる疾患を言います。
1時間あたり5回以上の無呼吸、もしくは呼吸が弱くなる低呼吸が発生している場合は、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。また、いびきを伴うことがほとんどです。日中に眠くなるような場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性は高いと考えられます。
この疾患は大きく3種類に分類され、脳や神経などの異常で呼吸をするための筋肉への指令が行き届かなくなる「中枢型」(CSAS)、肥満などにより気道の上部(喉)が塞がってしまうことが原因の「閉塞型」(OSAS)、中枢型と閉塞型が混ざっている「混合型」があります。
無呼吸によって血中の酸素が不足してしまうため、睡眠時にしっかりと体を休ませることができなくなり、日常生活に支障を来すことも少なくありません。
原因としては、喉が塞がってしまうことで起こる「閉塞型」が最も多く、太っている人が仰臥位(背中を下にした、あおむけの姿勢)になると、空気の通り道である喉が狭くなり、呼吸がしづらくなることがあります。通常、このときに「いびき」を書くのですが、この空気の通り道が一時的につぶれてしまうと、無呼吸を引き起こします。そのため、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や糖尿病、高脂血症の人など肥満の人が合併しやすい病気です。また、「首が太くて、首回りに脂肪がついている」、「下顎が後ろの方に引っ込んでいる」、「舌の付け根が大きい」など、体形が影響することも原因となります。脳や神経などの異常が招くケース(中枢型)もあり、この場合は、閉塞型のように、喉が狭くなったり、塞がったりすることはなく、脳からの呼吸するための指令が筋肉に届かないことが原因で起こります。

私自身いびきをかきます。睡眠中に呼吸が10秒程度止まっている事良くあります。もちろん、自分は睡眠中なので、わかりません。しかし、家族が睡眠中の録音をして、聞かされた時には少々驚きました。それほど、本人には自覚が少ないのかも知れません。

治療法は

肥満の人が睡眠時無呼吸症候群を患っていることが多いため、まずは生活習慣の改善が基本となります。喉の周辺に脂肪が蓄積されていると呼吸がしづらくなるため、減量をめざしていきます。さらに、寝ている間の対処療法として、「CPAP療法」と呼ばれる鼻マスクを装着し、マスクにつながった機械から空気を送り込むことで呼吸を改善させるものや、軽症の場合、専用のマウスピースで顎の位置を整えることにより、呼吸を改善させる「マウスピース治療」も用いられています。
そのほか、根治療法としては、外科的手術を行うこともあります。扁桃の肥大が原因で喉や気道が塞がっている場合、手術によって扁桃除去術で改善するケースがあります。

睡眠時無呼吸症候群は、家族などから「いびき」を指摘されることで発覚するケースも珍しくありません。いびきが気になる人や、日中の眠気や疲れやすさなどに悩んでいる人は、早めに専門の医師による診察を受けることが必要となります。また、高血圧や糖尿病、高脂血症の人が合併しやすいこともわかっているため、健康的な食生活や適度な運動を心がけることが大切となります。なお、睡眠時無呼吸症候群はまれに突然死につながることもあるため、適切な治療を受け続けることが重要です。

自分が睡眠時無呼吸症候群の可能性がある場合、どこを受診したら良いかを迷う場合が多いと思います。まずは、循環器専門医院、耳鼻咽喉科の受診をお勧めいたします。

副院長 赤野 弘明

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