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コロナ禍と歯科治療(特に歯周治療)

2021年11月5日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック院長 富永佳代子です。11月に入り、2021年もあと二か月になりました。今年は世界中がコロナウイルスに振り回され、生活スタイルが一変してしまいました。ニュースでのコロナの感染者数に一喜一憂、季節を感じることもなく、年の瀬を迎えることになりました。

私は、約2年間、友人に会うこともなく、家族のみでの食事、外出することもめっきり減ってしまい、運動もせず体重増加、生活習慣病のリスクが上昇してしまいました。

かかりつけの内科医と話をすると、生活習慣病の悪化リスクが上昇している患者さんが多いとのこと。富永歯科クリニックに通ってくださる患者さん方も同様に体重の増加、体調不良、病状の悪化を心配されている方が増えているように感じます。巣ごもり需要でも、おうち時間の充実から、自宅での食事の充実は楽しいのですが、運動量低下から体重増加が考えられますね。(おいしいものを楽しめる口腔環境は良いことですが、、、)

コロナが怖くて歯科に通えない、、、

患者さんとのお電話対応で、「受診したいのですが、コロナが怖くて行けません。」と言われことがよくあります。「感染が怖い」と歯科受診をためらっているのでしょう。5月頃に発表された「新型コロナウイルスの流行による生活習慣の変化に対する調査」結果で、歯科医院への通院は約20%減少してしまいました。

「いつもより、気を付けて歯磨きをしているから、歯医者さんに行かなくても大丈夫!」と思う方もおられることでしょう。しかし、歯周病になっている患者さんは、治療の中断が長いほど、症状が悪化、再発する可能性が高くなります。これは、体の病気と同様です。

歯周病になった歯は、歯茎が下がっていたり、歯と歯の間に隙間があいていたりして、プラークが溜まりやすくなります。このような部位の汚れを自力で取り除くのは難しいのです。歯周病は、自覚症状がないまま静かに進行します。コロナ自粛の約1年半の間に、進行している可能性があります。

歯周病リスクの高い条件は?

糖尿病喫煙習慣のある方は、歯周病が悪化しやすくなります。ストレスは、免疫力を弱めるので悪化要因の一つとなります。日々のマスク着用も、お口を動かさなくなるため、唾液量の低下を招き、お口の自浄作用が低下し、歯周病菌などの細菌が増殖、繁殖しやすくなります。

歯周病治療は何をしているの?

歯科での歯周病治療は、患者さんのセルフケアでは取り切れないプラーク歯石を、専用の器具で清掃除去します。メスで歯ぐきを切開して、歯周ポケットの奥の方に溜まった歯石や汚染物を除去する治療もあります。歯周治療が終了して病状が落ち着いたら、再発予防のために3~4カ月ごとに1回の定期検診(メインテナンス)を受診してもらいます。これは治療の一環なので軽んじてほしくないのです。

歯周病が進行してしまうと、歯茎やあごの骨が破壊されてしまいます。そうなると、元に戻すことは難しくなります。そして最終的に歯が抜けてしまったり、抜歯を余儀なくされてしまいます。そうならないために、メインテナンスに通って治療を中断しないようにすることが重要です。

歯科医院でのウイルス対策

皆さんが、歯科治療での感染を心配され、受診を控える気持ちはわかります。歯科治療は、昔から厳しい感染対策を義務付けられています。特にエイズウイルスが発見された1980年代前半から、さらに強化され、現在のコロナウイルスでは一層の強化を行っています。

院内の3密対策、歯科医療者のマスク、フェイスシールド、グローブの着用はもちろんのこと、患者さんごとに使用する器具は、使用後に毎回高圧滅菌をして、ウイルスの完全無毒化をしています。また、飛沫や歯の削りかすを吸引するためにバキュームや、口腔外バキュームの使用を行っているのです。これは、対コロナだけではなく、あらゆる細菌、ウイルス対策のために行っています。

歯科受診は「不要不急」ではないのです。1年以上歯科受診をしてない皆さんは、是非とも、歯医者さんに行くようにしてください。

富永歯科クリニック  院長 富永佳代子

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