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歯が抜けてしまった時はどんな治療がありますか?

2024年6月2日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック副院長 赤野弘明です。本日は、歯がなくなった場合、どのような治療が選択できるかについてお話していきます。

選択肢としては、次の4つが考えられます。

・ブリッジ

・インプラント

・義歯

・自家歯牙移植

それぞれの特徴についてみてみましょう。もちろん、どれがベストかは患者さん自身の必要性と経済的状況によって異なると思います。

ブリッジ

ブリッジ治療を行うためには、欠損部分を支持するために歯が存在する事が不可欠になります。もちろん、歯を被せるために、歯の切削が必要となりますし、場合によっては歯の神経を取る必要性が出る場合もあります。しかし、咀嚼においては、歯があった時と同じような感覚で使用することが可能となります。しかし、ブリッジの最大の欠点は、欠損部分の負担を支持する歯に振り分けただけなので、残存している歯牙への負担の増加を容認することになります。

義歯(入れ歯)

義歯は、なくなった歯の部分の歯ぐき(歯肉)で義歯を支える構造体のため、歯のようにしっかりとした咀嚼感がかなり少なくなります。イカやタコのような弾力性の強い食材を苦手とします。治療費用は安価ですが、最大の欠点は力を受けるための歯ぐき(プラスチック)がついているため、異物感が大きく、場合によっては、これに慣れることができない患者さんもおられます。
義歯、義足、義手というように義とは、代わりの役目をするものという意味です。この義の付くものは、努力して使用して、やっと自分の物にできるものです。すぐに、歯や足や手のように自由に使う事は出来ません。

インプラント

これは治療の中での最終兵器です。骨さえあれば(なければ骨を作る)、どこにでも自分の歯と同じ感覚で噛める人工の歯を作る事が出来る治療です。最大の特徴は、なくなった歯を回復する事ができるため、周囲の歯への負担を減らすことができます。欠点は、自由診療のため、高価な治療であることです。

自家歯牙移植

余っている歯があれば、それを欠損した部分に移植して歯を回復する治療です。
欠点は、移植部位の骨幅と移植歯のサイズが適切でない場合は、出来ない場合があります。
また、適正年齢は35歳以下が最も成功率が高いという点です。完璧な治療ではありませんが、自己組織であり、適応症であれば、かなり良い治療です。

以上、色々な特徴を検討すると、どのような欠損状況であれ選択できるのは、義歯インプラントという事になります。義歯とインプラントはほとんど相反する特徴を備えているため、その特徴に合わせて選択するのが良いでしょう。
現在も義歯を使用していて、特に不自由を感じていない場合で、治療費用もインプラントを行うのが難しい場合は、義歯の選択が望ましいのではないでしょうか?
また、インプラントはそれとは逆に、普段の食事の快適性を重視していて、咀嚼、会話、発音などがより自然な状態に回復したいとか、義歯のバネが見えたくないなどの要求があり、治療費も自分の予算の中で行える場合には、最も望ましい治療と考えられます。
今後の自分の生活においてのQOLにマッチするものを選択するのがよいと思われます。
もちろん、余分な智歯(親しらず)などがあり、適応症、適応年齢にも合っている場合は、自家歯牙移植が最善の治療と考えられます。若年者においては、状況によってインプラントより、ブリッジの方が望ましい場合もあると思いますので、このような場合は、担当医とよくご相談の上、決定してください。

富永歯科クリニック 副院長 赤野弘明

 

 

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