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コロナウイルスとお口の問題点

2022年1月30日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック院長 富永佳代子です。

オミクロン型コロナウイルスによる第6波感染が爆発しています。デルタ株に比較して、重症化しにくいと言われていますが、無症状の方もおられれば、39度くらいの発熱、嘔吐、下痢、倦怠感が3~4日続く場合もあります。感染した人たちは、「どこでかかったかわからない。」「感染対策は十分していた。」と、首をかしげています。ウイルスは、人間を宿主(ホスト)として生きながらえる必要があります。人間がいなくなれば、ウイルスも消滅するため、軽症化しようと変異し人間と共存しようとしているのでしょうか?軽症化の反面、かかりやすくなっているのかもしれません。遅かれ早かれ、全員がコロナウイルスに感染するであろうという報告もあります。たとえ感染したとしても、免疫力、体力により軽症ですむように、日々精神的、肉体的に健康でいるように、心がけたいものです。

日々マスクをつけての生活が、約2年間続いています。私は、仕事柄マスクをつけることにストレスはありませんが、診療時間以外、通勤、買い物でもマスクをつけて、一日当たり12時間以上マスク装着が続いています。マスクを外すのは、自宅に帰ってからの約10時間弱です。マスクを取って鏡の前で自分の顔をまじまじと見ると、お口周りの筋肉がたるんでいる?日焼けは予防できているので、シミ対策になりますが、肌が乾燥したり、マスクの跡かたがついていて、顔がむくんでいたり、、、。仕事以外に、人とお話する時間も減ってしまい、顔の筋肉を使っていないことを、痛感します。マスク生活での注意点を以下にご説明します。

口臭のリスクが増加

長時間のマスク着用が、口臭の原因になることがあります。マスクをすると、おしゃべりの時間が減り、お口を動かす時間が減ります。外出中もマスクをつけているため、マスクをはずして水分を取るのを控えてしまいませんか?息苦しいので、口呼吸になってませんか?このような状況では、お口の中は、唾液が少なくなり、乾燥しがちです。マスクの内側は、空気の循環が悪く、二酸化炭素が溜まりがちになります。そうすると、お口の中が酸性に傾き、細菌のバランスが乱れて、虫歯歯周病のリスクが高まります。そのため、マスク生活では、よりいっそうのお口の健康管理が必要になります。決してマスクをつけないで!と言っているのではありません。

口臭予防のポイントは?

①お口の健康を保つこと

虫歯歯周病は、コロナ感染が怖いからと我慢せず、歯科に通院しましょう。最近、富永歯科クリニックでは、コロナが怖くて2年以上歯医者さんに行かなかったが、「とうとう痛んできた。」「虫歯で歯がボロボロになって噛めない。」「入れ歯が壊れた。」と来院する方が増えてきています。一生懸命歯磨きをしても、根本原因である虫歯歯周病の治療をしないと、口臭はなくなりません。我慢しないで、歯医者さんにかかりましょう。

②お口が乾かないように

水分摂取を十分にしてください。お口の中が乾いていると、喉の奥の咽頭粘膜も乾燥してしまい、ウイルスは付着しやすくなります。コロナウイルス感染防止のために、手洗い、うがいは基本事項です。お水でいいので、よくうがいをすること。お茶やお水での水分摂取を怠らないことが大事です。

③舌苔を減らすこと

舌の表面の汚れ=舌苔のお話は以前にもしてきました。舌苔には細菌、食べかす、唾液の成分、お口の粘膜から剥離した細胞などタンパク質が付着しています。つまり、悪臭を作り出す細菌とその栄養になるたんぱく質の両方が絶対に存在していることになります。歯周病になってる人、口呼吸の人、たばこを吸う人は絶対が付きやすくなります。就寝前に歯磨きをする時には、鏡の前で舌を見てみましょう。舌の表面が汚れていたら、柔らかい歯ブラシで奥から手前に舌をブラッシングして汚れを落とすだけでかまいません。

世界の人々が、マスク生活から解放されることを願ってやみません。しかし、第7波の可能性もあると聞きます。ウイルスに打ち勝つために、今の現状ではマスクは外せませんが、できる限り、健康な生活を営むために、お口の健康を保つように、心がけましょう。

富永歯科クリニック 院長 富永 佳代子

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