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歯科医院でしか買えない歯ブラシや歯磨き粉は、どこが違うのですか?

2021年11月26日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック 院長富永佳代子です。前回に引き続き、診療室でよく質問される内容について、お話します。今回は、歯磨き用品について。

市販品と歯科医院専売品の違い

ドラッグストアやスーパーで、たくさんの種類の歯磨き用品を目にすることと思います。皆さんは、何を目的に歯ブラシ歯磨き粉を選びますか?

一般に市販されている歯ブラシ歯磨き粉は、消費者が自分の好みや目的にあったものをご自分で選ぶことができます。そのため、歯科医院で保健指導を受けたうえで使用することを前提としていません。一般的な国民のブラッシング方法を前提として設計されていて、国民の標準的、平均的な磨き方をすることによって、清掃効率が良くなるように作られています。

一方、歯科医院専売品は、歯科医歯科衛生士が患者さんのお口の中の状況などから適したものを選択し、その理想的な使用法を指導したうえでの使用が前提となっています。そのため、歯科医院専売品は、個々の人に合ったものを理想的な使用法で適切に使用することで、より優れた機能が発揮されるように設計されています。

歯ブラシの場合

一般市販品の歯ブラシは、特別なブラッシングスキルを必要としない設計になっていて、多くの人が行っている一般的なブラッシング方法でも、可及的に歯と歯の間などのプラークが落とせるように、多少複雑な構造になっているものなどがあります。

一方、歯科医院専売品の歯ブラシは、一般市販品と比較して、シンプルで、コンパクトに設計されています。これはブラッシングテクニックを活用し、歯ブラシの毛先、脇、かかとなどを十分活用して歯の間や歯ぐきとの境目などをしっかりと磨きやすいように設計されているためです。

つまり、歯科医や歯科衛生士は、患者さんの口腔内の状況やブラッシング技術などを判断し適切な道具を選ぶだけでなく、それらの道具を適切に使用できるように、ブラッシング指導を行い、お口の中の変化に応じて、丁寧にサポートしていくのです。

歯磨剤の場合

多くの歯磨剤は、基本的成分において、一般市販品と歯科医院専売品に大きな違いはありません。しかし、歯科医院専売品のなかには、研磨剤無配合のもの、低発泡性のものなどがあり、個々の患者さんのお口の中の状況やブラッシング習慣に合わせて選択します。

例えば、研磨剤無配合の歯磨剤は、根面露出があるにもかかわらずブラシ圧の強い患者さんに勧めますが、歯の表面に茶渋、たばこのヤニなどの着色の付きやすい方には、推奨できません。

デンタルフロス、歯間ブラシについて

デンタルフロスを習慣にしている日本人は、欧米人に比較して、少ないと感じています。「使い方がわからない」、「毎日邪魔くさい」、「糸が切れて歯に残るのが怖い」など、理由は様々です。個々の患者さんのお口の中の状態によって、選択が難しいのがデンタルフロス歯間ブラシだと思います。

一般市販品では、弓型の糸ようじが多くみられますが、多くの人が上手に使える道具ではないと思います。

歯科医院専売品としては、デンタルテープ、スーパーフロスなどもあり、個々の患者さんの歯の間の状態を考慮して、歯科医や歯科衛生士が選び、使用方法を指導します。

デンタルフロスは、使用方法を誤ると、歯茎を切ってしまい傷になる場合もあります。デンタルフロスを正しく使うためには、自己流ではなく、歯科衛生士の指導の下に、正しい使い方を練習する必要があります。そして、毎日使用する必要があります。

歯間ブラシは、一般市販品と歯科医院専売品に大きな違いはありませんが、正しいサイズを使用しないと、全く効果のない使用になっている場合があります。そのため適正なサイズを選ぶ必要があります。

ご自分で歯磨きグッズの選択に迷った場合は、遠慮なく私ども医院スタッフにご質問くださいませ。

富永歯科クリニック 院長 富永佳代子

 

 

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