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妊娠時の歯科治療について Part2

2021年9月8日

こんにちは 大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック 院長富永佳代子です。前回に引き続き、妊娠期の女性の歯科治療の疑問点、不安な点について、ご説明します。

X線写真撮影は影響しますか?

いいえ、妊娠中に歯科のX線写真撮影を受けても、胎児が実質的に被曝することはないので、問題ありません。

小さなフィルムでの歯の撮影は、9μSv程度、お口全体のパノラマ撮影で10μSv程度です。これは年間の自然放射線量の約240分の1程度です。また撮影時には、防護エプロンを着用するので、胎児への被爆線量は実質0に近いと考えます。X線被爆を怖がり、レントゲン撮影をしないと、適正な診断や治療が行えない場合もあるので、その利益性を考え、最小限の撮影は必要と考えます。

麻酔は問題ありませんか?

妊娠中に歯科治療を行うにあたり、必要な局所麻酔は、ほぼ問題なく行えます。むしろ、疼痛を我慢するストレスの方が、母体への負担と考えます。妊娠後期では、水平位診療は負担になるので、体を左に傾けながら斜めに座るようにして診療を行うようにします。重要なことは妊婦さんのストレスや不安のないように治療にあたることです。しかし、歯科治療はできる限り、妊娠中期(16~27週)に行い、妊娠初期(0~15週)妊娠後期(28週~)では、必要最低限の応急処置として、出産後に治療再開するのが、望ましいでしょう。

赤ちゃんはいつから口腔ケアをしたらいいですか?

虫歯予防という観点では、歯が生えていない時期の口腔ケアは必要ありません。しかし、乳歯が生えてきたから、歯磨き開始!と思っても、すぐに赤ちゃんが受け入れてくれません。この時期の赤ちゃんは、口が最も敏感な感覚をもっています。なんでも口に持っていくことで、確かめている時期なので、いざ歯ブラシが必要になるまでに、お母さんの清潔な指でお口を触ったり、口の中に指を入れることことに慣れさせておく方がいいでしょう。乳歯の生え始めは、ガーゼで歯を拭うくらいで十分です。そして少しずつ歯ブラシで磨く、または本人に歯ブラシを噛ませたり、感覚慣らしをしてください。1歳を過ぎれば、歯ブラシ習慣をつけるようにして、家族で歯磨きをして、習慣づけをしましょう。

お母さんが歯周病や虫歯だと、赤ちゃんにうつりますか?

生まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯菌歯周病菌は存在しません。基本的には、家族感染ですが、特に接する機会が長時間の母親が感染源になります。

食べ物をかみ砕いて与える「噛み与え」やスプーンやおはしを親子間で共有する行為も感染経路になります。

母子伝播の予防方法は

①感染経路を遮断する   スプーンなどの共有をしない

②感染源(特に母親)の虫歯菌数を減少させる  母親の虫歯治療歯周治療口腔衛生改善

③子供の甘いものの摂取を制限する

虫歯菌の定着時期を遅らせる 。特に2歳前後に虫歯菌が定着すると、その後に発症する虫歯は重症化するので、気をつけましょう。

妊娠期のお母さんへ

妊娠中期は、精神的、肉体的に余裕があります。この時期に、ぜひとも、母子手帳をご持参の上、歯医者さんに行って、必要な虫歯治療歯石除去歯磨き指導などの口腔ケアを受けてください。出産後約半年間は、赤ちゃんのお世話でご自分に向きあう時間は少なくなり、口腔ケアどころではなくなります。妊娠期に適切な口腔ケア、生まれてくる赤ちゃんの口腔ケアに関して、衛生士さん、歯医者さんに聞いておくことで、赤ちゃんとの健康な食生活を送ることができます。母子手帳には、「妊娠中と産後の歯の状態」というページがあります。歯科検診が、妊婦さんの口腔の健康を認識する良い機会となり、生まれてくる赤ちゃんの口腔管理への意識も高まることでしょう。

富永歯科クリニック  院長  富永佳代子

 

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