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エナメル質形成不全とは? Part2

2021年8月4日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック 院長富永佳代子です。今回も、引き続き、小児のエナメル質形成不全とその対処方法についてお話しします。

前回、日光浴がビタミンDの生成に重要とお話ししました。以前はガングロブーム、日焼けサロンに行ってまで肌を焼く方が多数おられました。しかし、欧米で、皮膚がん対策のためのUVケアが盛んになり、それに追随して日本でも「紫外線は肌に悪い」という意識が広がりました。確かに、地球環境の悪化による温暖化、強度の紫外線防止の観点から、日光浴は推進されません。紫外線対策としての行動は重要なのですが、夏場にたった10分でいいので、日光を浴びることを考えて見てください。

エナメル質形成不全によくある症例

お子さんによくみられるエナメル質形成不全の歯は、前歯6歳臼歯です。両歯とも、幼稚園年長から小学1年生時代に生えてくる歯です。幼児期の乳歯が生えている頃から、乳歯の下の骨の中で一番早く形成、成長する歯です。形成不全になる原因として、母乳の中の栄養素の欠如、離乳食の偏り、また外遊びの減少に伴いビタミンD不足となり、エナメル質の成長に影響するのでは?と考えられます。

対処方法は?

歯の鎧であるエナメル質が柔らかく、虫歯菌の出す酸に弱く溶けてしまうので、予防処置が必要となります。正常な場合、表面がツルッとしているエナメル質が、デコボコしているので、プラーク(バイオフィルム=虫歯菌の塊)がつきやすく、虫歯リスクが高まります。軽度の形成不全であれば、歯磨き指導の強化、フッ素塗布、歯の表面にコーティング剤を塗布して、歯を守っていきます。これは、時間が経つと剥がれてくるので、定期的に行う必要があります。

歯のデコボコが狭く、しかし穴が深い場合は、光で固まるレジンという樹脂を使用して詰めることがあります。しかし、もともとの歯が柔らかいので、レジンと歯の接着が弱く、詰め物がはずれることがあります。頻繁に詰め物が外れたり、歯がどんどんすり減ってくるリスクが高い場合は、被せる処置が必要となります。

重要なのはバランス!

昔の子供は、学校から帰ると外で遊ぶのが基本でした。日を浴びて、外で走り回ることにより、骨や筋肉が鍛えられ、運動能力、体力アップが自然と行われてきました。一方、現代っ子は、ゲーム、スマホ、お習い事や塾通いで、外で遊ぶ機会が減少傾向です。また社会情勢から、外で子供だけで遊ぶのも困難な状況です。そのため、日光を浴びることが減少傾向です。夏場は、酷暑で熱中症のリスクが高く、コロナ禍というさらなる困難から、精神と肉体の健全な成長を、以前にもまして、注意深く見守る必要があります。

脳の神経細胞の発達に、日光を浴びることは重要とされています。例えば、海外からの帰国による時差ぼけの解消に、昼間の時間に太陽の光を浴びることが重要、体内時計の修正が早いことは、言われています。朝太陽の光で目覚め、夜暗くなり自然に眠りにつくことは、脳の神経細胞の発達に重要なことなのです。昼間は太陽の光を浴びて、皮膚からビタミンDを合成して、骨や歯を強くして、さらに免疫機能も強化、夜はよく眠ることが、健康な体が作られていきます。

前回もお話ししましたが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。重要なのはバランス感覚です。好き嫌いなくお肉、お魚、乾物などを食事に取り入れる。日々赤ちゃんのお世話をしているお母さんは、母乳神話にとらわれ過ぎないで、栄養の整った粉ミルクやフォローアップミルクも取り入れてみてはいかがでしょうか?

科学、社会の発展と共に、現代社会は、便利になり、ますます発展していくことでしょう。しかし、失ったものもあるかもしれません。昔からの大事な習慣を見直してみてはいかがでしょうか?ご自分の生活習慣を見直し、ご家族や周囲の方々も生活改善していくことにより、さらなる健康的な生活を得ることができるのではないでしょうか。

富永歯科クリニック  院長  富永佳代子

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