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前歯の詰めもの

2021年7月7日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック院長 富永佳代子です。今回は、前歯の治療についてお話します。

コンポジットレジンとは?

昭和の時代から、平成、令和と時代の変遷とともに、歯科治療の材料は、どんどん進歩しています。現代の虫歯治療の主流は、MI治療=ミニマムインターベーション(minimum intervention)「最小限の干渉」と訳しますが、「できるだけ歯を削らないで治療する」という意味です。その治療材料としてコンポジットレジン修復が行われます。

コンポジットレジン(レジン)は、プラスチックとフィラーと呼ばれる細かいセラミックを混ぜて作ったペースト状の材料です。LEDの光を当てると硬化し、色が何種類かあるので、ご自分の歯の色にあったペーストを選択して、できる限り自然な色で修復できることから、審美的な治療が必要である前歯の治療に使われます。ネイルサロンでジェルネイルをする時に、光を照射して固めていますよね。これも、レジンの一種です。

以前は小さな前歯の虫歯治療にのみ使用していましたが、現在は比較的大きな奥歯の詰め物でも使用します。これは、歯とレジンの接着システムの進歩によって可能になりました。レジン自体の性能も日々進歩し、昔は長期間お口の中で使われるうちに、徐々に茶色く変化したり、光沢がなくなりくすんできたり、見た目に問題が生じることがありました。しかし、最近では、非常に色が安定して、耐久性も改良されています。

レジンの問題点

年々、改良されているレジンですが、お口の中は、四六時中唾液にさらされている水浸しの過酷な環境です。また、カレーやケチャップなどの色の濃い食べ物や、コーヒー、紅茶など着色のつきやすい飲み物により、歯とレジンの境目やレジン自体に着色がつくことは避けられない問題です。これは、唾液という水分が、接着材への影響を及ぼすことによって生じる問題です。お口の中で使う材料は、全て水分との闘いであり、長期にわたって安定した材料を選択する必要性から、金属材料のほうが優れた耐久性を持つため、銀色の詰め物を使用することになるのです。

奥歯の治療で使用可能になってきていますが、金属の詰め物で修復する場合と比較すると、強度面で弱くヒビや欠け、硬いものを噛んだ時に変形やたわみによる痛みなどのトラブルが生じることもあり、全ての症例にレジン修復を選択するのは、リスクを伴います。

レジンの着色があったら

前歯の場合、レジンに着色がつくと見た目にすぐにわかり、虫歯かな?とご相談に来られます。単なる着色の場合は、研磨つまり磨き上げることによって、着色を除去できます。

研磨で着色が消えない場合は、患者さんと相談の上、詰めてあるレジンを削り取って、新しいレジンに詰め治すことがあります。この場合、虫歯になっていなければ、丁寧にレジンのみを削り取るMI治療のコンセプトにのっとって行います。それでも、少しは周囲の歯を削ることになるので、何でもかんでも詰め治しをすることは、お勧めしません。詰め治しを繰り返すたびに、少しずつご自分の歯を犠牲にすることになります。

着色ではなく虫歯になっている場合は、虫歯の部分をしっかりと除去してからレジンを詰め治します。虫歯が小さければ、削る量も少なく、一回の治療で終えることができます。しかし、虫歯が進行していると、レジンを詰めるだけでは治すことができなくなり、被せ物(クラウン)修復の必要性、さらに虫歯が大きくなって神経まで達していると、神経の治療を行う必要が生じ、レジン修復での治療は不可能になります。。

詰め物の色やその周辺の歯の色が変化していることに気づいたら、歯医者さん、歯科衛生士さんに相談をして、適切な判断のもとに治療方針を決定する必要があります。着色で不安に思うこと、疑問に思うことがあれば、遠慮なくご相談下さい。

富永歯科クリニック   院長  富永 佳代子

 

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