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歯を抜かない方が良いのは本当? Part2

2021年5月28日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者「富永歯科クリニック」 副院長 赤野弘明です。

前回に引き続き、抜歯が必要な場合はどのような状況なのか?についてお話していきます。

③智歯(親知らず)が変な方向に生えてきた

現代人は総じて、歯のサイズに対して顎の大きさが小さい事が多いのです。そのため親知らずは完全に萌出せず、水平に寝ころんだように生えていたり、本来と違う場所から生えてきたり、半分だけ見えているけど完全に萌出していない、などの状態が多くなります。このような状態は、大切な第二大臼歯の歯磨きがきれいにできなくなり、虫歯になるリスクが非常に大きくなります。
また、親知らずに押されて歯並びも悪くなる可能性が増えます。そのため、抜歯の検討が必要となります。親知らずは20歳前後で萌出するので、極力この頃に抜歯した方が良いのです。
理由としては
①20代中盤までに抜歯しておくと、完全に骨が治る
②骨がまだ柔らかく、歯根の完成も起こっていないタイミングなら、抜歯にも時間が短くて済みダメージが少ない
③歯並びに影響を与えにくい

但し、当医院では親知らずを全て抜歯するわけではありません。適切に萌出しているなら、できるだけ温存し、他の大臼歯がなくなった場合に、移植する供給歯として使用します。

④歯が割れている

割れてしまったコップが元に戻らないように、割れた歯を元に戻すことはできません。骨の中で歯根が割れていたら、割れた破片をくっ付けることはできないからです。たとえ、くっ付けることが出来たとしても、元のような強度を回復する事はできません。
この割れているという状態を放置していると、破折面に細菌が感染し炎症を起こし、周囲の骨が吸収されてしまいます。この状態を放置していては改善する事はなく、少しでも早期に抜歯し、適切は処置を行う必要があります。この状態を放置して骨の吸収が進行すると、その後の処置が、さらに難易度が上がり、本来必要ではなかった処置まで必要となる可能性があるからです。

⑤歯根の先端に膿が溜まり、治療が不可能

通常は根管治療(歯根内の感染物質を除去する治療)で対処できるのですが、根管治療は目で見えない所を拡大する、手探りで行う治療です。以前の治療でダメージを受ていたり、石灰化して封鎖している場合などで根管の先端まで器具が届かない場合は、外科的なアプローチ(歯根端切除術、嚢胞摘出術)を行う場合もあります。根管治療が適切に行えず、外科的アプローチができない場合が抜歯の対象となります。

以上、さまざまの理由で抜歯を行います。
よく誤解されているのが、歯を抜く歯医者は悪い歯医者と思われている事です。
抜歯の必要がある場合でも、抜かずに適切な治療も出来ない歯医者こそ本当は良くない歯医者なのです。
適切な診断をして、適切な治療の手段をもっている歯医者が抜歯という診断を下す場合は、長期的にあなたのお口を長持ちさせたいと思っている歯医者なのです。
皆さんが歯を抜いた時、「歯医者に行って、歯を抜かれた」といわれますよね。この表現こそ、既に被害者の意識だと思います。抜きたくない歯を、納得いく説明なく抜いた時に感じた感情だと思います。
もし癌になって、癌を切除したなら、癌を取って頂いたとはいいますが、癌を取られたという人はいないのではないでしょうか?歯だけ、「抜かれた」という表現になるのです。これは、歯医者も納得できる説明ができていないことに問題があると思います。
私は、無痛治療とか歯を抜かないということをモットーにしている歯医者を信用していません。全てを無痛でできないのに、こんな標榜を掲げる事に違和感を感じます。その時点で、すでに嘘をついているからです。抜かない治療ではなく、適切な手段を持たない治療に表現を変えるべきだと思います。

皆さんも「抜かないだけがモットー」なら、本当に信頼できるのかを一度考えてみてください。

富永歯科クリニック       副院長 赤野 弘明

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