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唾液って、すごい!

2021年5月21日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者「富永歯科クリニック」 院長 富永佳代子です。今回は、唾液の働きについてお話します。

唾液の役割

最近、ドライマウス=唾液の量が少ないお口の環境が問題になっています。

年齢とともに、お肌が乾燥気味、潤いがない、と同様に、お口の中が乾いて、ネバネバする、焼きつくようにヒリヒリする、などの症状に悩む方が増えてきています。唾液は、耳下腺、顎下腺、舌下線の3つの唾液腺から分泌されます。左右に一つずつあるので、全部で6つあります。

①洗浄作用

1日1、5リットルもの唾液が健康な状態では分泌されています。唾液という水流があるからこそ、食べ物を咀嚼して、食道を通り、胃の中へ流し込むことができます。唾液が分泌されているということは、ゆっくりした水流で お口の中,歯の表面を常時洗い流している状態と考えられます。

②殺菌作用

唾液の中には、「リゾチーム」とよばれる殺菌成分や歯周病菌の毒素を無毒化する「ラクトフェリン」、病原性細菌と戦う「免疫グロブリン」などが含まれます。唾液という天然の殺菌剤がお口の中にあるからこそ、気管,肺に感染が進行することを防ぐことができるのです。

③保護作用

歯や粘膜を覆う保護膜である「ぺクリル」には、唾液の成分「リゾチーム」「ラクトフェリン」「免疫グロブリン」などが含まれています。これらの作用により、細菌の塊であるプラークの発生を抑制し、歯や粘膜を保護します。

④中和作用

食事をするたびに、お口の中は酸性に傾きます。酸が発生すると、歯の表面のエナメル質が溶けてしまい、初期の虫歯になります。しかし、唾液の作用により,約40分でpHは元に戻ります。

⑤再石灰化作用

食事後、酸性に傾いたお口の中では、歯の表面のエナメル質が溶けだします。これを脱灰と言います。唾液には溶けだした歯を修復する「再石灰化作用」があります。

このように唾液があるからこそ、歯は守られているのです。唾液が少なくなると、呼吸器疾患、消化器疾患、虫歯歯周病罹患のリスクが高くなるのです。義歯の装着に関しても、唾液という潤滑剤のおかげでピタッと引っ付いて痛みなく嚙めるのです。

ドライマウス(口腔乾燥症)

唾液の分泌は、夜間睡眠中は減少します。その間、口腔内細菌は増殖傾向になるので、就寝前の歯磨きで細菌数を減らすことが、大事です。

しかし、起きていても唾液が少なくなる病気があります。それが「ドライマウス(口腔乾燥症)」です。原因は、口呼吸、加齢、生活習慣、薬の副作用等があります。現在、コロナウイルス感染症対策のため、マスク装着生活が続いています。マスク生活で、息苦しく口呼吸をしてしまい、唾液の分泌量が減少傾向にあります。そのため、虫歯、歯周病リスクが高くなります。

唾液腺マッサージ

唾液の分泌を促進するために、唾液腺をマッサージしてうるおいのあるお口環境にすることを心がけましょう。

①耳下腺マッサージ

人差し指と中指で、耳たぶの少し前の部分を10回ほど円を描くようにマッサージします。

②顎下腺マッサージ

下あごのラインの内側を耳の下から顎先まで5回ずつ押していきましょう。

③舌下腺マッサージ

下あごの先のとがった部分の内側を舌を押し上げるように10回ほど上方向にゆっくり押しあてましょう。

④舌回し運動

舌で唇の内側をなめるように ぐるぐると回してみましょう。

入浴中、テレビを見ながらなど、行ってみてください。きっと、唾液がスムーズに分泌されることでしょう。新型コロナウイルスの影響で、精神的ストレスは増加傾向にあります。唾液の分泌量が減ると、感染症への抵抗力が落ちることが、わかっています。英国の研究報告で新型コロナウイルスで亡くなった方から、歯周病菌が大量に見つかったとのことです。コロナウイルス感染症対策に、唾液腺マッサージを加えてみませんか?

富永歯科クリニック 院長 富永 佳代子

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