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根尖病巣とその治療

2021年4月24日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者 富永歯科クリニック 院長 富永 佳代子です。
今回は、根尖病巣(こんせんびょうそう)とその治療についてお話しします。

根尖病巣とは?

神経を取った歯は、虫歯になっても、「冷たい」「熱い」などの温度感覚が無く、再度虫歯になっても痛みを感じることができません。
前回のコラムでお話しした通り、根管治療を行った歯には、根管にお薬が詰められています。
しかし、被せ物が壊れセメントが溶けてしまって隙間があると、唾液や食べかすの侵入があり細菌感染を起こします。根管につめてあるお薬も劣化してしまい、細菌が侵入すると、炎症反応が起きてしまい、根っこの先に水や膿がたまり、骨が溶けてしまいます。
この場合、レントゲン撮影をすると、根っこの先に丸い風船のような影が認められます。
経過は、急に進行するわけではなく、徐々に静かに起きているので、慢性的には「無症状」、「食事をすると、力を入れにくくかばってしまう」、「痛くて歯が浮いた感じで全く力をかけれない」、「頬っぺたや鼻の下を押さえると、違和感を感じる」、「階段の上り下りなど振動があると重たい感じがする」と訴えます。また、歯肉に吹き出物のようなものができ、ぶよぶよと腫れている場合もあります。

但し、 何かをきっかけに急に痛み出して、「痛くて眠れない」「鎮痛剤を服用しても効かない」「カチカチ噛めない」と訴え来院されます。この痛みは通常3日ぐらいでピークに達しますが、骨の中で炎症が起きているため、鎮痛剤の服用の効果が低く、対処法として、上下の歯が接触しないよう被せ物を除去して、時間の経過を待たないと楽にならないことが多いと思います。
また、歯の打撲や虫歯の進行が慢性的に進んだ場合、知らない間に神経が死んでしまい、根尖病巣ができていることもあります。
いずれにしても放置しておくと、骨の吸収が進み、根管治療では治癒不可能になり、抜歯になることもあります。

治療法は?

被せ物、詰め物をはずして、虫歯になっている部分を取り除き、神経の管の入り口を探します。以前に詰めてあるお薬(ガッタパーチャ)を溶剤で溶かし、機械や待ち針のような器具(リーマー)を使用して、根っこの先まで到達させます。そして細菌感染している歯質、以前の薬をすべて取り除き、溜まっている水や膿を吸引、消毒薬で洗浄をして、軟膏を塗布、仮止めを行います。
この治療は、前回お話した神経を取る治療と同じく、細かい処置になり、根管の数によっても時間がかかるため、通常3~4回はかかります。痛み、吹き出物、膿や水の溜まりなど症状が消えたら、再度根管に緊密にガッタパーチャを詰めて、被せ物を再製作していきます。治療完了までは、最低でも6回ぐらいかかるので、期間として1週間に一回の通院として、約2カ月弱かかることをご理解ください。

難治性根尖病巣

根管治療を何度も行っても、治癒がスムーズに進まない症例があります。
原因は、「根っこの先が石灰化して到達できない」「病巣が大きすぎて、根管治療で治癒不可能」「根っこが割れていたり、ヒビが入っている」などがあります。
この場合、CT撮影をして、三次元的に観察すると診断が確定します。
治療法としては、外科的に根っこの先の病巣を取る歯根端切除術、歯が割れている場合は残念ながら抜歯しかありません。
歯根端切除術に関しては、改めてコラムでお話しさせていただきます。

抜歯になった場合は、「両隣の歯を使ってブリッジで修復する場合」「義歯を入れる場合」「インプラント治療を行う」など、選択肢があるので、診療時に説明を理解したうえで、ご自分の価値観に合う処置を決めてください。
前回、今回と根管治療についてお話ししましたが、「虫歯は小さなうちに治すこと」「治療を途中で中止しないこと」が重要です。
治療回数、費用、時間を考えても、短期間に治すことが大事です。
歯医者さんは怖いからと、先送りにすることは、できる限り避けて、勇気をもって来院してください。

富永歯科クリニック    院長 富永佳代子

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