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妊娠期の注意点

2021年4月16日

こんにちは。大阪市福島区の歯医者「富永歯科クリニック」歯科衛生士 柳川知裕です。今回は、衛生士の観点から、妊娠中に起こる色々な変化などについてお話しします。

妊娠とは何か?

妊娠とは女性の卵巣で作られる卵子と男性の精巣で作られる精子が子宮の中で結びつき、着床することによって妊娠します。女性の身体は、妊娠すると生理が止まり、赤ちゃんを育てる準備をしていきます。また身体と同じで、口腔内も変化していきます。女性の身体は、妊娠するとエストロゲンとプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが増加しますが、その増加した環境を好む歯周病菌が存在します。

女性ホルモンの影響とは?

女性ホルモンのバランスによって、歯周病菌の増殖を助けたり、唾液の量が減り、口が乾きやすくなることがあります。そうすると唾液に含まれる抗菌作用(菌をやっつける)や自浄作用(口の中の汚れを洗い流す)が低下します。自浄作用が少ないということは、口の中にある歯垢(歯についた汚れ)が洗い流されないため、歯に、歯垢がついたままの状態が続くことになります。歯垢の中には、いろんな種類の細菌が住んでいます。そのための虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

つわり(悪阻)の影響

妊娠初期には、つわりがあります。つわりの嘔吐により口腔内に胃酸が残ることで、口の中は酸性に傾き、歯は溶けていってしまうなど妊娠による口腔内への影響はすごく大きいのです。つわりで、歯磨きが妊娠前と同様にできないことがあります。1回のブラッシングにかける時間や、食後に磨くタイミング、1日に磨く回数は気にせず、体調の良い時に少しずつ磨いてください。完璧に磨こうとする必要はありません。

妊娠中の歯肉炎・歯周病

妊婦さんを検診している時に、「歯茎が赤くなった」「歯茎が腫れた」「歯磨きしている時に出血がある」という声をよく聞きますが、これは「妊娠性歯肉炎」です。原因は、女性ホルモンを好む細菌が増加することと言われています。また、つわりなどによる食生活の乱れや不十分な口腔ケアが原因になります。妊娠前から歯肉炎や歯周病(歯槽膿漏)の方は、妊娠中に悪化しやすくなるので、より念入りに口腔ケアをする必要があります。

また歯周病が進行すると、歯茎で起こった炎症物質が血液を通して歯周病菌とともに全身を巡ります。炎症物質が子宮に到達すると、子宮が収縮する刺激を受けます。そして、出産予定日より前に子宮収縮を引き起こし早産低体重児出産になると言われています。歯周病でないお母さんに比べて歯周病のお母さんでは早産のリスクは7倍近くあるといわれています。

妊娠性エプーリスとは?

妊娠初期から中期にかけて、歯と歯の間の歯茎や歯並びが悪いところなどにできる「できもの」のような良性の腫瘍のことです。これも歯肉炎と同じで歯茎が赤く腫れたり、出血のような症状があります。原因は女性ホルモンの増加もありますが、歯垢なども原因とされていています。

妊娠性歯肉炎妊娠性エプーリスも女性ホルモンの影響によるものなので、出産すると自然消滅することがほとんどなので、経過を見ていきます。ですがたまに消失してない時は切除する必要がある場合もあります。

対策及び治療法は?

歯肉炎や歯周病、妊娠性エプーリスを予防するためには、歯の表面や歯と歯の間についた歯垢を綺麗に除去することが1番大切になります。それは妊娠中も、そうでない時も同じことなんです。そのためには、歯ブラシ、フロス(糸ようじ)、歯間ブラシなど、一人一人の口腔内に合った道具の選択、磨き方が重要になります。安定期に入ったら、歯医者にきて、妊婦検診をすることをお勧めします。心配なことがあれば質問してくださいね。

富永歯科クリニック   衛生士 柳川 知裕

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