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上の親知らずの抜歯

2021年3月10日

こんにちは。
大阪市福島区の歯医者「富永歯科クリニック」 院長 富永佳代子です。

前回は「親知らずの虫歯」について、お話をしました。今回は「上の親知らずの抜歯」について、お話をします。

親知らずの抜歯と聞くと、皆さんのイメージは「抜くのに時間がかかる」「腫れる」「痛い」「怖い」と全く良いイメージがありません。人は、苦しかった記憶、辛かった記憶はよく覚えていますが、楽しかった、楽だった記憶は忘れがちではないでしょうか?
第三者から聞く親知らずの抜歯の話は、「大変だった、時間がかかった、腫れた、痛かった」など辛く怖い話になりがちです。

しかし、歯の生え方、歯の根っこの形、どのぐらい虫歯が進行しているか、上の歯なのか、下の歯なのかなど、各々の条件によって、抜歯の困難さは違います。つまり第三者のお話がご自分に当てはまるのではないのです。

歯科医院では、抜歯の前に、必ずレントゲン写真を撮影して、歯の形、根っこの形、虫歯の大きさを確認して、患者さんに抜歯の時間がどのくらいかかるか、すんなり抜けるのか、歯を2つか、3つに分割して抜くのか、抜歯後、傷口を縫うのかなど、予測できることを説明します。

「痛いし腫れているので、今日抜いてください!」とお願いされることがありますが、このような場合は、炎症が強く、「麻酔が効きにくい」「抜歯後、痛みが増す」「腫れがひどくなる」事が多いので、まず消炎鎮痛処置を行い、落ち着いた時点で抜歯することをお勧めします。

また、患者さんの服用しているお薬、全身の状態、高血圧、心臓疾患、糖尿病などの疾患をお持ちの場合は、服用薬のコントロール、内科の先生との情報共有、抗生物質の前投与などを行う場合があります。なので、必ず歯科医院受診時は、お薬手帳、もしくは服用している実際のお薬を持参してください。以前は、血液をサラサラにするお薬を服用している場合、約3日前からお薬の服用を中止していましたが、現在は、服用を中止しないでも抜歯、止血処置を十分行えるので、自己判断で服用薬を止めることはしないでください。必要であれば、内科主治医と相談の上で判断しますので、歯科医の指示に従ってください。

抜歯は痛いですか?

これは、患者さんから一番よく聞かれる質問です。人にとってつらいことは、「痛み」ですよね。抜歯の際には、必ず「麻酔」をします。麻酔をしっかり効かせてから、抜歯を行えば、術中に痛みを感じることはありません。麻酔は1~2時間効いていますから、抜歯前に鎮痛剤を服用してもらい、麻酔が切れた後も、痛みなく過ごせるようにしておきます。そうすれば、「痛み」の辛さを感じずに過ごすことができます。上の親知らずの抜歯の場合、中等度進行までの虫歯かつ単純な形の根っこであれば、すんなり5~10分ぐらいで抜歯が終わります。ただし、根っこが曲がっていたり、根っこが2本、3本ある場合、骨に絡みついているとなかなか抜けないので、根っこを一つずつに割って抜くことになるので 30分から1時間ぐらい時間がかかることがあります。また、虫歯で歯冠(目で見える歯茎から上にある歯の部分)が崩壊している場合は、根っこしかないので、器具で歯をつかむところがなく、抜くのはやや困難になります。

つまり、親知らずの虫歯を治さないで、我慢していると、いつか痛みが起こります。小さな虫歯であれば、抜歯以外の処置方法もあったかもしれません。しかし、我慢して、歯科医院に行くのが遅くなってしまうと、処置方法は抜歯しかなく、その抜歯も難抜歯になってしまいます。つまり、処置が遅くなった故に、苦しい思いをすることになるので、歯科医に抜歯を勧められたときは、遅くならないうちに処置することをお勧めします。

抜歯後の辛い症状の第一位は「腫れる」です。しかし、上の親知らずの抜歯の場合、滅多と腫れることはありません。腫れることが多いのは、下の親知らず抜歯です。これは解剖学的に上下の構造上の違いや抜歯にかかった時間に関係します。

上の抜歯でも、腫れているのに無理に抜歯した場合、腫れが強くなり、一時的にお口が開きにくくなることがあります。腫れは、抜歯した次の日、そして2日目がピークになりその後だんだんと楽になってきて、1週間後には元に戻ってきます。その間は、食事を柔らかいもの、飲み込みやすいものにして、辛い物や飲酒は控えてもらいます。アルコール消毒と称して、お酒を飲むのはやめてください。後出血や腫れが増して、辛い時間を過ごすことになります。入浴に関しては、抜歯後当日、熱いお湯に長時間つからないサウナ、温泉は控えてもらいます。抜歯後、24時間は少し出血して血の味がしますが、処置終了時に止血確認しているので、諸注意を守っていれば、大出血の心配はありません。次の日に消毒に来てくださいと言われたら、必ず守って通院して下さい。傷口の治りの確認ができたら、通常の生活の許可がでますし、鎮痛剤、抗生物質の追加処置がある場合もあります。

以上、過剰に怖がらないで、親知らずの抜歯をご理解ください。次回は「下の親知らず抜歯」についてお話します。

院長 富永 佳代子

 

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